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刀語 第九話 王刀『鋸』

刀語 第9話 (9) (講談社BOX) 刀語 第9話 (9) (講談社BOX)
西尾 維新 (2007/09)
講談社

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王刀『鋸』…読了です。
昨日発売のはずだったのになかなか店頭に並ばず、
いったいどうしたことかと思いましたが、
無事、読み終わることができて何よりです。
それに伴う犠牲はかなり大きかったのですが…(時間とか交通費とか交通費とか交通…)

簡単な感想を述べると・・・
今回は今までにない敵、今までにない刀、今までにない奇策が、
今までには考えられないような戦いを展開していて、一瞬も目が離せない、
そんな戦闘シーンでした。

もちろん、七花ととがめのいちゃつきぶりも健在です。
前回よりもグレードアップしております。
憎々しくなるなるほどに。

続きに詳しい感想です。
未読の方は先に本を読んでください。


『表紙』
前にも書きましたが、いちゃついております。
いい加減にしてほしいですね。別にいいけど。
そして秋です。
赤色をベースにした配色で、赤とんぼが飛び交い、
足元には彼岸花ですかね。竹さんの絵は毎回素敵です。


『序章』
前回に引き続き否定姫の語り。
でも否定姫が金髪碧眼であること以外は一切情報は無し。
前回のラストの伏線はここでは拾ってくれないのですね…。
後々炎刀『銃』にはふれましたが。
このまま全く伏線に触れずに完結してもおかしくないですね。
西尾先生はそういうお方です…。


『一章 心王一鞘流』
女性でした。
汽口慚愧は女性。
名前で性別を判断してはいけませんね。

そしてモノローグ。
今回は長かった…。
というか巻が進むごとに長くなっている気がするのは気のせいでしょうか。
それは『~から~を蒐集し』というくだりが毎回当然のように書かれ、
しかもかなり乱用されている節がありますね。
まぁそれが西尾維新の作品の特徴なのですが。


『二章 汽口慚愧』
王刀『鋸』…その正体は。
『木刀』。
なんの変哲もない『木刀』。
それ故に王刀『鋸』は汽口慚愧が持つにふさわしかったのかもしれません。
刀を人が選ぶのではない。刀が人を選ぶのだ。
剣の道を歩む生真面目な汽口慚愧を王刀『鋸』が選んだことは、
まさしく四季崎記紀の思想が活きている刀でした。
(そういえば『刀を人が~』の一文は出てきませんでしたね)

そして『将棋村』。
清涼院護剣寺が『剣士』の聖地なら、
天童将棋村は『棋士』の聖地である。
ここを利用してあんな奇策を練るとはさすがはとがめです。


『三章 門下生』
刀を持たないからこそ強い。
それは虚刀流の基本理念。
そんな七花に防具と木刀を渡すのだから
汽口慚愧は今までにない厄介な敵だなと、思いました。
というよりは西尾先生がすごいのかな。
そんな単純なことで虚刀流の大前提を崩すとは…。
でも第一話のラストの伏線、虚刀『鑢』を作るのに
欠かせない条件なんですかね、七花が刀を使えるというのは。


『四章 真庭鴛鴦』
なんというかここまで美しい女性を描くのは竹さんには珍しい…。
『巻戻しの鴛鴦』
それは武器である十枝に分かれた一対の鞭を自在に操る忍者…
くノ一ってわけですね。
でも残忍な左右田右衛門左衛門。
右衛門左衛門さんは嫌いじゃなかったのに、正直殺意を覚えましたよ。
それは鴛鴦がやられたからではなく、炎刀『銃』。

右手に持つは回転式連発拳銃。
左手に持つは自動式連発拳銃。


あれは反則でしょう。
鴛鴦さん、わけもわからないまま死んじゃいましたけど。
というか最終巻はどんな戦いになるんでしょうか。
楽しみというよりは不安ですよ、正直。


『五章 王刀楽土』
王刀『鋸』。
今までの特性…
硬、切、多、弱、防、重、活、人…
そしてどの刀も持ち主を啄ばむ刀の毒が上塗りされていたが、
王刀『鋸』にはその毒がない。
特性は『無毒』。
毒の無さに特化した刀。
持ち主の心を解毒する、例外的な刀。
私も真っ先に敦賀迷彩が目に浮かびました。
三途神社にこの刀が渡っていたらいったいどうなっていたのでしょうか。
いや、その直後に思ったことが、
王刀『鋸』が旧将軍の手に早期に渡っていたら?
一体どうなっていたでしょうか。
もしかしたら旧将軍はこの刀の特性を知り、
これを手にした瞬間刀に対する欲が解毒されるのを恐れた。
だから王刀『鋸』は無事だったのではないだろうか。
…なんてことを思いました。あくまで推測ですが。

あ、いちゃつきぶりがとうとう真骨頂に達したというか。
された後、七花がぶんぶん顔を振ってるのが目に浮かびました。
ちなみにこれ以上いちゃつかれたら、読者層が狭まるので
自重してくださいね二人とも。


『六章 目隠将棋』
盤上ではなく、脳内で行う将棋のこと。
そして、今回とがめが練った奇策である。
正直とがめには驚いた…。
試合開始と同時に炎を消したり。
雨雲の下電池切れまで戦わせたり。
これまでも驚いてきましたが…。

「いざ尋常に――始めっ!」
 ――――――
「六七歩」
そう指した。


これはやられた。
人間は考えるのを止められない生き物。
そこを突くとはさすが奇策士…てか突けないでしょう普通。

「五六歩」
――三三桂。
「七七桂」
――八四飛車。
「四七金」
――四二銀。
「五五香打」
――九四歩。
「面」
――え。


投了。
汽口慚愧は見事に七花に、そしてとがめに惨敗しました。
私は剣道はやっていたので多少わかるのですが、
将棋はさっぱりルールが分からないので、戦局は全く見えませんでしたが、
それでも鳥肌ものでした。
今回は七花はあくまでおまけ。
これは『汽口慚愧 VS とがめ』というおそらく今回のみの特別編だったように思います。


『終章』
その後もう一戦、
全力のとがめと、虚刀流の七花と戦った汽口慚愧は惨敗。
でもすがすがしい最後でした。

「心の鬼を心で斬る。これをもって慚愧と名乗る。これからは、わたし自身が看板です」
汽口は。
厳しい表情をわずかに崩して、そう言った。
「看板娘です」




最後に。
竹さんの描いた汽口慚愧について。
あの左肩にかかった一房の髪の毛が『刀』になってます。
ほんとうに毎回竹さんの絵遊びには感服させられます。
西尾先生も戯言シリーズでは萩原子荻を気に入った様に、
刀語シリーズでは汽口慚愧が一番のお気に入りのようです。
こうなるとまたどこかで再登場するかもしれませんね。
楽しみです。


次回はまだ唯一特性の分かっていない誠刀『銓』!
場所はとがめの故郷、陸奥の百刑場!
対戦相手は"仙人"彼我木輪廻!
選ばれし所有者とは!?
二人の試練とは!?
十月を待て!!

| 刀語シリーズ | 17:46 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんばんは! 本当は昨日の夜には読了していたのですが、ここに書き込みに来る時間がなかったので…
いやぁ、とりあえずとがめと七花のいちゃつきっぷりが半端なかったですね。とがめさん小悪魔!
汽口さん、素敵だと思いました。あと、
鴛鴦さんも素敵です。お腹のところに蝶々の刺青があるのが涙を誘いました。ホントに竹さんのイラストはセンスがありますよね。
てか、よくこんなに長々と感想書けるね。わたしも来月分からはポストイットでも貼りながら読もうかしら。
最後に。『銃』はやっぱ反則でしょ、って感じですね。どうなることやら…ま、とりあえず無事に毎月出てるので嬉しいですわ。最新記事で言ってたピースも気になりますね。
じゃ、また来ます^^

| おりな | 2007/09/09 23:29 | URL |















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