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【感想】化物語アニメコンプリートガイドブック

たった六十四ページの短い冊子がたったの五冊・・・。
あなどっていました・・・。ていうかあなどりすぎだろ。
「たった」って。全部で三百二十ページですからね。
感想書きつつとはいえ一冊読み切るまでに丸六時間ほどかかりました。

というわけでまだひたぎクラブしか読んでいませんが、
これから何日かかけて感想を追加していこうと思います。
読むだけならあっという間でしょうけれど、それだとまた
感想書かずにうやむやのうちに終わらせるのが目に見えていますし。
それでは続きに感想です。


●西尾維新と各声優の対談
 正直全声優陣が一堂に会して、そこに西尾維新が交じる形式だと思っていたけれど、まさかの一人ひとりのトークをじっくり読むことができて良かったです。ちなみに収録は第十五話配信前。つまり7月下旬といったところでしょうか。とりあえず全て読み終えてからではなく、一冊読み終えたら書くスタイルで行こうと思います。

西尾維新×斎藤千和
確かあとがたりか何かでも言っていたと思いますが、実はこの二人、同い年です。同い年だからこそ通じ合うところもあるのかなぁという対談だったと思います。まず、斎藤さんの「ひたぎの魅力は阿良々木くんがいるからこそ伝わる」という言葉には色々納得させられました。しかし、今回の猫物語白では、暦がいなくても可愛さは健在。つまりそれこそが「デレた」ということなのかなーなんて考えました。そして西尾先生の言う「i love you」が一番印象に残っているという言葉。それは私も思いましたねー。第四話にも「Parents Teacher Association」もまた、斎藤さんだからこそハマってるわけですし。そしてそれに付随する形で斎藤さんが言った「その直前の台詞は上の空」という言葉にも唸らされましたね。今あらためて第五話を確認してみましたが、「阿良々木くんみたいなのは、阿良々木くんだけだったから」という内容のない、なんともストレートな台詞。これは確かに普段のひたぎからは出てこないような上の空の台詞なのかもしれません。

西尾維新×神谷浩史
出演者の中で唯一役を貰う前から化物語の存在を知っていたという神谷さん。放送が終了してから早1年・・・。今彼にとって化物語とはどういう存在なのか。神谷さん曰く、「この作品は男性視点と女性視点で全然印象が変わる作品」とのこと。斎藤さんと同じく「どうして女性視点で好印象のキャラクターを描けるのか」と疑問を持たれたよう。そういう視点で作品を見たことがなかったので、この回答には非常に興味を持ちましたが、先生曰く「理想の女性像を書いたが失敗した」そうです。あとはもう何十回と聞いてきた話ではありますが、原作の台詞を大事にするという話。放送では当然完成したものを耳にしているので、もう自然に受け入れてしまっていますが、やっぱり大変だったんですねぇ。意外なウラ話としては、台詞をもう一度録り直すという作業。たしかするがモンキーでも何箇所か録り直したシーンがあったという話を試写会の時に聞きましたが、第十五話も録り直したみたいです。うーんもう一度聞いてみたいけれど、BDを友人に貸してしまっているので聞けない・・・。でも、「はい」はかなり強く印象に残っていますね。綺麗に締まった印象を受けたのを覚えています。

西尾維新×加藤英美里
西尾先生は声優さんに噛む役をやらせるのはいかがだろうか、と最初は考えていたそうですが、それさえも演じてしまうのがこの職業のすごいところですよね。噛むのがチャームポイントなキャラクターは星の数ほどいることでしょうが、わざと噛むキャラクターは私は真宵くらいしか知りません。加藤さんがおっしゃっていたように、やっぱり滑舌よく噛む演技の方がぴったりはまっている気がします。まよいマイマイの真宵は「話しかけないでください。あなたのことが嫌いです」という台詞から始まりますが、締めは「見かけたら、また話しかけてくださいね」という台詞なんですよね。この締めの台詞は西尾先生もかなりお気に入りのようで、それを續という文字をかぶせて、音声のみで聞かされたときは、多分絵つきでみるよりも真宵の可愛さが跳ね上がったと思います。そして最後に加藤さんにとって暦はどう映るか・・・ですが、オープンないやらしさなので嫌いじゃないと。あーあ。真宵が部屋に連れ込まれたのはこの発言の所為ですよきっと。加藤さんとんでもないことをしてしまいましたね・・・。ともあれそのお陰でまよいキョンシーが十倍楽しみになりましたけれど。

西尾維新×神原駿河
二人にとってとにかく新しいキャラクターである駿河。先生が描くキャラクターたちはどこか過去に書いた作品に原型と呼べるキャラがいて、そのキャラから何かを引いたり足したりしたのが後のキャラクターというのが多い気がしますが、駿河だけは格別ですね。そんなキャラをどうやって生み出すのかと言えば、最初は恋のライバルという面白い立ち位置からスタートしたみたいで、それがどうしてこうなった・・・。ただ単に要素を足せるだけ足していって、これだけ魅力的になってしまうなんて素人がやったんじゃこうはならない。そこはやはり西尾維新のすごいところだと思います。ひとつ気になっていたのがなでこスネイクの冒頭を演じられなかったことをどう思っていたのだろうか・・・についてですけれど、そこには特に触れずでしたね。神谷さんが試写会のときに少し触れていた気がしますが、やはり与えられたものを・・・というのが役者魂というものなのでしょうか。

西尾維新×花澤香菜
まず初っ端から手ぶらの例のシーンがオーディション用の台詞に使われていたということを吐露。他にも「私のことちゃんと見ててね」とか、「もうこんな身体嫌だよ・・・」とか重要な台詞はあったと思うのですが、いやまぁあそこも十分に大事なシーンですがね。しかし西尾維新・・・終始花澤さんのことを大絶賛ですね。確か化物語のキャストの中では花澤さんが一番年下だったと思うので、彼女自体もう守ってあげたいような存在なのかもしれません。そして最後の方で「ラブラブな感じが見たい」→「じゃあ短短編はそれにします」という二つ返事の決定には笑いました。そんな理由だったの!?偽物語でDSのお礼にプールに連れて行ってやらなければという伏線を拾っての展開だとばかり思っていたので、いやそれもあるのかもですが、きっかけがこんな数行で片付けられるものだとは・・・。あともう一つ。今後化物語に悪女のキャラクターを出すというまた見切り発車なことを発言する西尾先生。出しますよこの人マジで。

喜多村英梨インタビュー
対談ではありませんが、ファイヤーシスターズの短いインタビューがあるのでこっちに。喜多村さんはなんというかはっちゃけてますね。自身のラジオとかでは演じるキャラクターについて深く語っているのに、ここぞという場でこんな感じになってしまうのはキタエリ節・・・というか、これはインタビューですらない、文書いてもらって、それをそのまま掲載した感じっぽいですね。火憐は第十三話の次回予告が何度聞いてもすごいですね。偽物語がアニメ化された際もこのテンポを維持してやってもらえるといいなぁ。

井口裕香インタビュー
次回予告が抜き録りだったというのは初解禁情報ですね。もしかしたら彼女たちがやっているラジオ(はみ出せ!メガミマガジンRadio)とかで言っていたかもしれませんが・・・あんまり聞いてないんですよね。放送中は聞いてましたが。とにかく月火は原作にもほとんど情報が無い中でよくやってくれたと思います。むしろ原作が井口さんの声に引っ張られる形にもなっているんじゃないかなーとも思います。あとは化物語では見ることの叶わなかったキレ演技も見てみたいですね。

西尾維新×堀江由衣
本編中で唯一全てのエピソードに登場する羽川翼。さらにはコメンタリーもするがモンキー、なでこスネイクを除いた他のエピソードを担当した堀江さんは、一番アフレコ現場に足を運んだ声優さんだと思いますが、それ故に最も演技が堂に入っている気がします。西尾先生も言っていますが、今は羽川の声は完全に堀江さんで再生されているとのこと。それは私もそうですね。特に一番新しい猫物語黒・白は羽川のオンパレードなわけですけれど、終始堀江さんで再生されていました。特に白なんかは語り部が羽川なのでそれが顕著でしたね。途中にどうして暦はひたぎを好きになったのかという話をしていますが、「私服を見たからですか?」、「いや、押しに弱かったんです」ってどっちも酷いwとにかくヘタレですね彼は。猫白のあれが未だに信じられない。

西尾維新×櫻井孝宏
ファイヤーシスターズがインタビューのみだったので、彼が対談というのはなんだか違和感だったのですが、よく考えると彼は羽川以上に各エピソードに深く関わる存在なんですよね。どうしてもモブ・・・とは言わないまでも、脇役に徹するところがある気がするので・・・。花澤さんが一番歳が離れてる年下なら、櫻井さんは一番歳が離れてる年上。さらに言えば、化物語執筆時の年齢と比較すると丸々十歳離れている計算になるので、その辺の考え方の違いっていうのが面白いですね。あとはここでも西尾先生がまた適当なことを・・・。曰く大学生時代の話を書くとか何とか。まぁ猫白でようやくサークルの最後の一人、臥煙伊豆湖が出てきたのでこれで書けるようになったわけですが、そのためにはメメ○○を新たしく出さないとだめですよね。忍野視点とかになったらすごい面白そうです。



●作品を彩るOP達
全五曲のOPのアニメーションを担当したディレクター達がそれぞれの曲について語られています。何度も目にしたOPなので、それぞれどのような思惑で作られたものなのか非常に気になります。まぁ焦らずにまずは一曲目から。

ひたぎクラブOP「staple stable」:尾石達也
そもそもあまり長いインタビューではないので、必然感想も短くなってしまいますが、放送中に私が見ていて気づかなかったのは、このOP、色が白黒と色の三原色赤黄青しか使われていないんですね。少し見ればわかりそうなものなのに。OPを担当した尾石さんは最初からそれを当然のものとして考えていたようで、問題はアイデアだったそうです。ここまでシンプルでも、しっかりと作品にハマったものを作るのはそれほどに大変だということですね。あと一つだけ気になっていたのがサビに入る直前の二本のホチキスが××なあれですけれど、そこには触れず。あれこそどういう意図でいれたのか気になるところだったのですけれどね。

まよいマイマイOP「帰り道」:板垣伸
まず着目すべきところは最初は真宵以外の真宵は真宵では無かったという点。これを提案したのはどうやら尾石さんだそうで、ここには書かれていませんが、たしかひたぎクラブの鼎談だったかで尾石さんだけが最後の最後まで変更を訴え続けたという逸話を読んだ記憶があるのですが、ここではトントン拍子で進んだかのように書かれています。多分そっちの方が真実なのでしょうけれど、その甲斐あってか非常にロリかっけーみなさんご満足の出来です。あとはアドリブですね。というか3人に分裂するところは何も言わずにアドリブでやられたらびっくりしますわw まぁすぐ修正できるようなアドリブなら良かったのかな?私はあれかなり好きです。

するがモンキーOP「ambivalent world」:鈴木利正
5曲中一番キーワードが目に見える曲ですよね。百合、雨合羽、三角関係、包帯、そして猿の手。駿河のまっすぐなきもちが伝わってくるような気がします。そして放送当時は気づきませんでしたが、暦は顔が出てこないんですね。駿河にはあくまでひたぎしかみえていないというのが伝わってきます。そして最後、駿河がひたぎのハサミに両断される描写。これはなでこスネイクの1話目あたりで修正されるだろうとか考えていましたが、残念ながら九話はああなってしまったので・・・。いつか彼女が救われるOPというのも見てみたいです。

なでこスネイクOP「恋愛サーキュレーション」:大沼心
これは何度見ても本当にすごい曲ですね。曲も、映像も、歌い手も、作り手も、何もかもが最高の形で化学反応を起こした産物だと思います。映像の中で私が一番気に入っているのは「ふわふわり ふわふわる」のところですかね。ちょっと今BDが手元にないので確認できませんが、BD版ではなんか動いてた気がします。なんていうか言葉で語るのがもったいないくらいの可愛さ。好きだから優遇されているように見えるのかもしれませんが、それでも特別扱いされているみたいでなんだか嬉しく思います。

つばさキャットOP「sugar sweet nightmare」:尾石達也
ひたぎクラブに続いて尾石さん担当です。これはやっぱり実写版とアニメ版の二つについて山よりも深く海よりも高く語ってもらいたかったところですが、ほとんど語られていない!今だから言うと実写版は気持ちが悪いというのが一番強い感想だったのですが、それが尾石さんが狙ったアングラっぽさなのでしょうか。でも、このガイドブックでの実写版の触れられ方を見ると、やっぱりただ間に合わなかっただけなんじゃ・・・と思ってしまいます。アニメ版が37コマあるのに対し、実写版はたった3コマ・・・。ちなみに坊主になるコマも用意していたとか言っていますが、マジでやめて下さい。



●各話解説
この手の解説はぶっちゃけ状況説明しているものばっかりで、たまに読み飛ばしてしまうことがあるのですが、というかそれがほとんどですが、この本は裏話が満載で制作現場を覗いているかのようでした。全部を書いているとやっぱりキリがないので、個人的に気になったところだけ。

ひたぎクラブ 其ノ壹
第一話のOP替わりの傷物語の後、ひたぎが落ちてくるときに散っていた白い何かは、あれは紙吹雪だったみたいです。どうやら例のキービジュアルで使われていた絵にも紙吹雪が使われていたようで・・・って両方とも気付かなかった自分・・・。いや、アニメでは気づいてましたが、なんか綺麗だからいれただけだと思っていた・・・。ちゃんと理由があったんですね。
例のひたぎの恐ろしさを魅せつけるホチキスのシーン。これは最初はホチキスだけのつもりだったが、西尾先生が実際に自分の口でためして、口を開けさせるためにカッターが必要と判断した逸話があったらしいです。いやー西尾先生の顔はしらないですけど、そのシーンを見てみたいですね。でも「何?右側が寂しいの?」とひたぎが言うので、カッターが先行して出てきたように感じられます。

まよいマイマイ 其ノ壹
まずは舞台となる公園ですね。これは会話劇を見せるために作られた架空の公園っぽいです。たしかにあんな足漕ぎ遊具がある公園はそうないですよね。あってもちょっとした田舎のレジャーランドくらいな気がします。そしてパロディネタ。DBネタはともかくとして、他のパロディは全て尺の問題で削られていたそうです。西尾先生はハガレンネタを何かのインタビューでアニプレックスだからOKだったのかな?と言っていましたが・・・。その辺は特に話し合われていないよう。んー。ケロロ軍曹の話とか好きだったので聞いてみたかった・・・。

まよいマイマイ 其ノ貮
ここではお札ですね。赤瀬川原平の話は知ってはいたものの、化物語本編で使われているのには見向きもしませんでした。あとは綱手さんの話。こればっかりは全く知らず・・・。「綱手 蝸牛」でググれば・・・というか、wikipediaのナメクジの項を見れば一発なのに、どうして当時の私は調べようとしなかったのか・・・。いや、あの頃はまだ高校生でPCなんて便利なツールとは無縁だったという言い訳をしておきましょう。「あっはー」は、改めて聞くと確かに言葉通りに読んでいますね。他に笑い方が特徴的なキャラといえば、忍野の「はっはー」ですが、これは結構ガチ笑いに改変されています。こっちこそ文字通りでもよかった気がしますが、でも櫻井さんの演技もハマっています。

まよいマイマイ 其ノ參
ここはもう真宵とのダンスの直後、煙の中でぽかぽかやりながら言う暦のアドリブが逸脱していますねw本編では暦のモノローグが入っているので正直このガイドブックを見るまで解読できなかったのですが、まさかこんな最低なことを言っていたとは・・・。これは偽物語に入っていよいよクズってきた阿良々木さん以上に酷い気がしますよw

するがモンキー 其ノ貮
上は洪水下は大火事・・・というひたぎの言葉が、駿河の家庭事情を表しているというのは初めて聞いた解釈でした。というか、撫子以外が全員家庭事情が複雑なので神原家のような駆け落ち程度では気にしなかっただけかもしれませんが。すると羽川家は上は静水下は鎮火って感じでしょうか。

なでこスネイク 其ノ壹
書店のモデルが新宿のジュンク堂書店だとは気付かなかったですね。というかシャフトの作品はモデルになった場所があるというのがもうなか信じられない。どこまでも幻想的ですし。そして唯一オリジナルの台詞がある第九話。あ、第十四話にもありますっけ。ともあれ撫子の作文風回想シーンは印象深いですね。

つばさキャット 其ノ肆
きんぎょ注意報とおしゃれ魔女ラブandベリー。この二つは権利者の許可を得て使っていたらしい。そういうところは無駄に凝っていますよねぇ。でも大事なとこですし、よくやってくれました。週刊少年ジャンプがジャックになったりすると本当に萎えますしね。そして、「信じられ、怖れられ、怖がられ、疎まれ、奉られ、敬われ、嫌われ、忌まれ、願われなくてはならない」という台詞。ここの演出はかなり私も好きで、コンテ段階には無かったものらしいです。誰が思いついたのか、とにかくグッジョブです。



●インタビュー・対談・鼎談
とにかく色々な方々が色々な組み合わせで、あるいは一人で化物語について熱く語っています。どんだけ愛されているんだこの作品・・・。一つ一つを大切に読んでいこうと思います。

西尾維新×新房昭之×尾石達也
最終話のブラック羽川と暦の教室でのシーン。あれは動きの無い絵にしないためにかなり悩みぬいてあてられた演出らしいですね。私は感動した涙すらした記憶もあります。第一話の教室のシーンは、化物語で初めてキャラクターが会話するシーンでもありますからね。そこにつながるというのは最高の演出だと思いました。西尾先生はあまりに長い会話に「これで良いのだろうか」と少し悩まれていたみたいですが、私は猫物語白を読んで、どちらも良いんだということが分かりました。猫物語黒について、かなりアニメの影響を受けたようです。暦が少し格好悪くなっているのはアニメの格好良さとバランスを取るためだとか。戯言シリーズの零崎人識も整合性をとるために人間シリーズではけっこうな扱いですしね。ちなみにどうでもいいことですが、先生はSONYユーザみたいですね。途中でぽろっと「おでかけ転送」と発言しています。これからはどんどんアニメにしていってもらうつもりで執筆を続けるとのこと。本当に楽しみにしています。

岩上敦宏×久保田光俊×新房昭之
こういう製作陣だけの鼎談を披露のは少し苦手なのですが、いくつか。まず新房監督が言っていた「蟲」ですね。私は江戸川乱歩なんてほとんど見たことが無いので知りませんでしたが、前に化物語のPVでも出てきましたよね。あのPVはここからきていたのかもと思いました。第五話の反響が大きかったとは意外。いや意外でもなんでもなく全話当然だと思っていての意外、ですね。でもあの感動はひたぎクラブを見て視聴継続した人からすれば印象的に映るのかも知れません。シャフトの少数精鋭について、本当ならこれだけの仕事量なのだから他会社に委託するところを、この作品はすべてシャフトだけで創り上げたからこそここまで濃い作品になったと言っています。もうそれだけ延期するなら多少絵が駄目でもいいから他に任せてやってくれと何度願ったことかわかりませんが、同時にこんな半端な絵ならアニメなんか作るなと文句を垂れている自分が想像できます。相応の戦力と、相応の時間が生んだ努力の作品であることを改めて実感するお言葉でした。

新房昭之インタビュー
とにかく一人一人作品に関わってきた製作陣を「ここがすごいんだぜ!」というように紹介していくかのようなインタビューでした。音楽ライブでメンバー紹介しているみたいでテンション上がります。活字の映像化ということで、本当は重し蟹の身体全体に書かれていた蟹の文字のように、ああいう演出を前面に押し出して行きたかったみたいですね。第十話の撫子の鱗が剥がれていくシーンもそれに近しいものがあるでしょうか。あんまり多いのもどうかと思いますけれど、個人的にはあれ以外にあとはどこに入れられただろうか、皆目見当つきませんね。いや見当ついたらアニメーターがそもそも成り立ちませんが。監督の願いは多くの人にこの物語を知ってもらいたいということ。それはファンである私も同じです。電車の中で原作を読んでいる人がいれば嬉しいし、アニメを見たことがなくても話には聞いたことがあるとかえしてくれるだけでもファンとして誇らしいです。いつか誰もが知る物語となることを切に願います。

名倉靖インタビュー
キャラクターコメンタリーのお話。十四話のキャラコメ収録の現場レポートも一緒に書いてしまいます。まず西尾先生がアニメを大きくオーバーした原稿を名倉さんに渡し、それを実際に自分で読みながらどこをどれくらい削ればよいのかを決め、それを西尾先生に削ってもらう。でも西尾先生は削られてたまるかと非常に文字数の少ない行を削る抵抗も見せたそうで、色々奮闘していたんですね。どこをどれだけカットするかの表も一緒に載っていますが、どうやら150行ほど削る指示が出ていたみたいです。本当に本にしてもらえないですかねぇ・・・。全部かきあつめれば普通に化物語(上)よりも分厚くなると思うのですが・・・。なんなら電子書籍とかでも良い。ちなみにここではなく上の鼎談で語られていたことですが、この第十四話はわずか六時間で執筆されたらしいです。西尾維新恐るべし。

尾石達也×新房昭之
OPについて。ここでは絶望先生とネギま!?を挙げていますが、絶望先生の例の文字だけOP。あれには始めは驚きましたねー。私はのちの完成版の方が好きなんですけど、新房監督が気に入るのも分かります。そしてネギま!?の方も、1期のキャラクターの3割近くを活かしきれないそれではなく、わずか90秒間の間に全キャラクターを主張させるものを創り上げたのには感服しました。でも、あれらと化物語の演出がイコールかというと、あまりそんな感じはしないんですよね。多分尾石さんはその作品の世界観を最大限に引き出すことができる人で、絶望先生の時はあのレトロ調を、ネギま!?のときは少年の成長モノをうまく引き出したように、化物語のセカイ系とでもいうような雰囲気を作り出している。それがひたぎOPであり翼OPであり化物語の演出である。と解釈しています。第十二話には神谷さんと斎藤さんが少し感情がはいりすぎた演技をしているテイクがあったそうです。十中八九二人で寝転んで星を見上げているシーンだと思いますが、結局別のを使ったみたいなので聞けていないと思いますが・・・聞いてみたかったなぁ。

渡辺明夫×新房昭之
私は渡辺さんをゲームの方の名義でしか知らなかったので、化物語は大丈夫なのだろうか・・・と考えた直後にひたぎのキービジュアルを見て一気にテンションが上がった過去を未だに覚えています。新房さんの作品だし、勉強させてもらおうという気持ちで制作に加わったそうですが、まさかこんな地獄を見ることになろうとは・・・ですよね。わずか数名で作業を行い、話数が増すごとに仕事が増えていく・・・。アップは当然かもしれませんが、引きまで修正していたとは思いませんでした。そしてシャフトの大きな特徴とも言えるBD用ほぼ全修正バージョン。これにはどれだけの苦労をされたのでしょうね・・・。想像もつかない。月火の髪型。これは渡辺さんが自分で勝手に描いているものもあれば、声優さん(多分井口さん?)の髪型を使ったものもあったそうです。八話かな?あの頃あんなデコ出してたっけ・・・?私は絵を描けないので感覚が分かりませんが、絵を描ける友人は渡辺さんと同じように頼まれでもしないかぎり自分の好きな絵しか描かないと言っています。それが絵が劣化していくことに繋がるのはまた解らない感覚ですが、化物語が渡辺さんの成長に繋がったというのは良いお話です。これから傷物語も始まりますし、どんどんクオリティを高めていっていただきたい。


●おまけ
というのも失礼な話ですが、要は絵とか、ラフ画とか、インタビュー以外のこと。ひたぎクラブ編にはエンドカードギャラりー。まよいマイマイ編には版権絵16枚、猫物語のVOFAN絵2枚、渡辺明夫設定画集、VOFAN設定画集。

VOFAN設定画集
こればっかりは触れないわけには参りません。忍野と暦は前にどこかで見たことがあるようなないような・・・。でもキスショットや忍、そしてファイヤーシスターズの現在の設定とは違う、最初に描かれた絵。これがなんというか可愛すぎる!!!いや今の姿には負けますけれど、それに負けず劣らずだと思います!特に月火!今よりももっとクリクリした感じで、これが突然キレる危ういキャラだっていうんならそのギャップにイチコロになりそうです。火憐はまぁ、断然今の方が好きかなぁ。あ、でも渡辺先生絵と比較すると甲乙つけ難い・・・。


●西尾維新書き下ろし短々編
これは最初にすべて読んでしまったのですが、こんな短い話の中にこれだけの内容をよく詰め込めるなと感心しました。なんと一話4ページ。まぁ文字が小さいので、いつものサイズにしたら倍くらいになりそうですけれど。とりあえず読んだとはいえ、なんども読みたいので感想は1冊1冊をきちんと読み終えてからにします。

『ひたぎブッフェ』
一言で集約すると「お食事デート」のお話。そこでひたぎが太った太ってないの討論に発展するわけですが・・・。でもこれをシリアスにつなげる手際はさすがです。そういえば化物語には何かを食べるシーンが極端に少ないですよね。傷偽猫には一応何箇所かそのシーンがあるので割愛するにしても、化物語だけに限ったらえーっと、アニメの第十二話のお弁当のシーンくらいですか。あとは多分食べていないはず。だからなのか、この手の話(ダイエット等)は少し浮いて見えるかなぁーというのが率直な感想です。ちなみにこれ時間軸が五話ともバラバラっぽくて、このひたぎブッフェは忍が影の中にいて、かつドーナツの話になっているところから偽物語下以降の話と思われます。どうやらひたぎもデレてるっぽいですし。ひたぎとダイエットというまったくかみ合わない二つを見事につなげた面白いお話でした。

『まよいルーム』
一言で集約すると「お部屋デート」のお話。言い換えると未成年者略取のお話。猫白の感想にも書きましたが(書いたっけ?)、猫物語白の内容に到る前の話です。いやぁ、さっき上に「偽物語でクズってきた」とか書きましたが、今のところこれがその境地とでも呼ぶべき自体ですねw滅多なメタ発言もかましながら、非実在青少年の話も社会派的に交えつつ、友人を部屋に招き入れたときのお約束も忘れずに、ベッドの上でガタガタ震える少女を描きながら話が進行していきますが、オチはなんとも心温まる感じで。しかしこれは番外編ということですが、原作と唯一つながっているのもこの話だけですね。猫白とはもちろん、最後の2行からしてもしかしたらまよいキョンシーともつながってるかも知れません。リミッター解除の羽川さんに絞られるのだから相当ですね。楽しみだなぁ。

『するがコート』
一言で集約すると「スポーツデート」のお話。暦が果たし試合だと考えていたのに対し、神原はガチデートだと勘違いしていたという齟齬が生じてはいるものの、いつもどおりの二人です。試合内容はバスケットボール。何故そんな選択をしてしまったのか、全国レベルの人間と素人が戦うということに何の疑問も抱かなかったのかはなはだ疑問です。にしても、この後輩は本当に可愛い奴ですね。後輩の鑑というか。戦場ヶ原にも気に入られるわけです。結果として120対0というオセロを前面真っ黒にして勝つかのような圧勝っぷりをしてみせますが、それさえも許してしまえそうなほど。この左手に関するエピソードで、もう彼女が不幸にならないことを祈るばかりです。

『なでこプール』
一言で集約すると「プールデート」のお話。ってそのまんまだ。撫子を演じる花澤香菜さんの鶴の一声で決まったこのエピソードですが、感覚的には暦は後輩を遊びに連れて行ってやろう、というつもりだったのでしょうが、相変わらず撫子は蛇は蛇でも鋭い牙を持っていそうなソレをギラギラさせています。そして撫子がプールで発揮できるソレといえば自ずと数は限られてくるので、まぁこの展開は予想できなくもなかったかなぁーといった感じですが、甘かった。展開は想像通りではあったものの、水着の構造が発想の外でした。pixivなんかにも数枚絵がありますけれど、本当にあのレベルなのでしょう。いやはや・・・早くアニメ化してください。

『つばさソング』
一言で集約すると「カラオケデート」のお話。時系列は化物語の後、偽物語の前になるんですかね。本編にも深く関わるエピソードになります。猫白では彼女は料理が下手・・・というわけではないものの、味覚音痴なところがありましたが、歌の方はというとやっぱり完璧。カラオケで百点ってどうやって取るんですかねw機種によっては大きな声を出したりとか、オクターブの問題があったりでなかなか90台の壁も破れなかったりするものですが・・・。しかしそのカラオケというのは口実で、羽川の本当の目的は断髪式。どこの誰だか知らないけれど、羽川をフった馬鹿がいるようで、暦がそれに巻き込まれる形に・・・ま、断れないですよね。時系列によっては真宵が部屋に来たときに目撃されてそうなものですが、まぁそれは傾物語に期待。

というわけで五つの物語の感想でした。これらの物語は全てデートのお話であり、また
案外戦場ヶ原と日曜日に会うという機会は少なかったりするのだが、
その日曜日、僕は自分の部屋で頭を抱えていた。
ついに神原と決着をつける日がやってきたと思えば、その日は日曜日だった。
千石が水泳を教えて欲しいと言うので、その日曜日、
その日曜日は珍しく、二人の妹、火憐と月火に叩き起されてではなく、
と、すべて日曜日の話というのもこれらの物語の共通点。単純に日曜日、と言えば本編中にも何回か出てきたと思いますが、休日という意味合いを深く含んでいるという形ではこれが初めてのような気もします。彼らは休日も本当に楽しそうですね。

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