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【感想】哀川潤の失敗 Miss/ion3 死ぬほど幸せ

メフィスト 2010 VOL.3 (講談社ノベルス)メフィスト 2010 VOL.3 (講談社ノベルス)
(2010/12/07)
講談社 文芸図書第三出版部

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3日過ぎてしまいましたが、なんとか入手。
タイトルは、「哀川潤の失敗 Miss/ion3 死ぬほど幸せ」。
例によって全16ページという、この話のみを目的として買ったら、
1ページ100円もする価値あるストーリーとなっています。
短さでは3作中一番短いですね。

一応続きに感想です。


※話を読まないと意味が分からない書き方をしています。

哀川潤の失敗 Miss/ion3 死ぬほど幸せ
全16ページ。登場人物は哀川潤、佐々沙咲。

今回の話のミソは、まずあまりにも不可解な事件ということ。
そしてもうひとつは哀川潤と佐々沙咲の掛け合い。
前者は哀川潤を引き立てるスパイスとして大事な要素ですが、
後者を魅せるためにあえて「不可解」を選択したようにも思えました。

掛け合いといえば、物語シリーズの真骨頂ですけれど、この話も負けていませんね。
しかしベクトルはまったく違う。
あちらが笑いに特化しているのに対し、こちらは話題に特化している。
言い換えれば、脱線の連続な会話でした。何度閑話休題を見たことか。
物語シリーズは完全に読者を楽しませるための大規模な脱線構成になっていますが、
こちらはとてもリアル。我々がしている会話とほとんど変わらないレベルだと思います。

また推理小説というのは、依頼を受けるタイプのストーリーの場合、
事件の話を聞くのに序章、もしくは第一章の序盤を費やしますが、
この話はそれだけに半分以上費やしている。
なんでそうなってしまったかというと、あの会話のためでしょうね。
なかなか事件の本質に触れられないというのは、読者からすれば非常にやきもきします。

とまぁここまで語っておいてなんですが、
実際は1回目の場面転換の直前、「潤さんは~」という沙咲さんのセリフ。
あれをいかにも普通の質問として際立たせるための演出ともとれます。
あんな質問、単体で聞いたら事件とか全部忘れて、
その後に何がこようとも一番重要なセリフにしか見えません。
あれは沙咲さんの興味本位で、脱線した話のひとつに過ぎないのですから。

自殺の原因。
これは言われればまぁ納得できなくもないですけれど。
ただ絶対気付けない部類の自殺理由だと思います。
それとも私も同じ状況になれば死を選ぶのでしょうか。
人はそれぞれ人生の価値観が違うでしょうから、一概には言えませんが、
それを幕引きとして選択できるかはやはり微妙なところです。
人によってはそれこそ、会社を辞めるとか、離婚するとか、破産するとか。
何がピリオドになるのかは本人が決めることであり、その瞬間まで知らざること。
こうして考えると人生って恐ろしいですね。
そんな人生さえも面白いと称してしまうのだから、哀川潤ってやっぱすごい。

| 戯言シリーズ | 02:17 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

お久しぶりです。

こないだ本屋さんで「活字倶楽部」に竹さんが載っていましたよ!

戯言とかの話もしてました。

| 七色砂漠 | 2010/12/09 16:48 | URL |

Re: タイトルなし

> 七色砂漠様
情報ありがとうございまーす。
竹さんだけだともしかしたら買わないかもしれませんが、
一応読んできますねー。

| 管理人 | 2010/12/10 01:07 | URL |

質問なんですが、このような短編はメフィストさんは本にしてるんですか?

| らくいち | 2010/12/11 19:06 | URL |

Re: タイトルなし

> らくいち様
今後単行本に収録されるのか、ということですか?
多分されるんじゃないですかねー。
これだけというのは辛い・・・まぁ持ってるからいいですけど。

| 管理人 | 2010/12/12 01:38 | URL |















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