【感想】めだかボックス 第85箱「私はずっと楽しみにしていました」
萌え絵以外の作品に対する耐性がすっかり無くなった自分にとって、
この激しい絵は受け入れるまでに時間を要しましたが、さすがは西尾先生が
全人類が読むべきと評するほどの作品。めっちゃ面白い。
そして西尾先生がかなり影響を受けているんだなというのが伝わってくる。
めだかだけ見ても、例えば65箱。圧倒的不利な状況から五分の形勢に持ち込むシーンは
第2部でリサリサ先生がカーズに駆け引きをするシーンそのもの。
私はまだ第3部を読み始めたばかりですが、今月中には読みきれそうかなぁ。
では続きに感想です。
思えば第8巻のラスト、実は最初は日之影先輩ともめていた、
という善吉の伏線が今回、回収されました。
これは書記戦のラストを思わせる回想ですね。
あのとき、敵である球磨川一行を排除してしまえば、
すくなくとも箱庭学園には平和は戻ってきたはずだった。
日之影はそうしただろうけれど、めだかはそうしなかった。
両者の違いは実はそれだけでしかなくて、学園を守りたいという気持ちは同じ。
だって貴様が被害者を守り、私が加害者を守れば、我々は全てを守れるのだから。
英雄さえも揺るがすその言葉。
やはり、得るべくして得た生徒会長の座です。
副会長戦開始。
ステージは戌。『狂犬落とし』。
高い高い鉄骨の上から、相手を突き落とした方が勝ち。
でも今までとは違い、何故か安全性に配慮してセーフティーネットなんか敷かれています。
今までの残虐性から予想して、下は剣山か飢えた狼の群れくらいいそうなきがします。
そんな足場の悪いステージに名瀬ちゃんは動揺しまくりでしたが、
こんなもの、元英雄には足枷にすらならない。
持ち前の肉体と。持ち得る異常性と。持ち込んだ異常性。
この三本が揃って鬼に金棒程度の騒ぎで収まるはずもなし。
不知火の『正喰者』を体内に取り込む?あるいは参考に?
何をどうしたかはともかく、マイナスからここまでのプラスを創りだした日之影。
その名前は『光化静翔』。最も学園を愛した男にふさわしい肩書きです。
まだ完全とは言えませんが、少しずつ全容を明らかにしていく日之影の異常性と、
未だ明らかにならない蝶ヶ崎の過負荷。
これだけキャラを濃くしておきながら、どうしてこうも負け犬っぽい印象を抱かせるのか。
敬語+つり目+インテリっぽい見た目はたいてい雑魚キャラフラグですよ。
まあその印象も次回でぬぐってくれることでしょう。
彼の卑劣なるマイナスとはいったい・・・。
| めだかボックス | 22:16 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑
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