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【感想】JOJO'S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN

JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVENJOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN
(2011/12/16)
西尾 維新、荒木 飛呂彦 他

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西尾維新祭第10弾!

私はJOJOファンではありません。
ドラえもんのように、サザエさんのように、
国民的名作のひとつとして、知識を有しているに過ぎない人間なので、
これから書く感想はいつも以上にお粗末なものになると思いますが、
そこだけはご容赦ください。

基本的にワードに関してはほとんど本編で語られているのですが、
ジョジョの奇妙な冒険を知らない方のために、大枠だけストーリーを説明を。
ジョジョの奇妙な冒険。それは『血統』と『因縁』の物語です。
とある出会いを果たし、とある決別を果たす、二人の青年。
ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドー。
十九世紀から始まる二人の戦いは、その孫、さらに孫へと受け継がれ、
世代が代わる度に、『スタンド』と呼ばれる生命を象る能力が彼らを引き合わせます。
このノベライズ作品は、そんな二人の出会いを描いた第一部と、
『スタンド』が初めて登場する第三部の内容を主軸に、
世紀の悪役、ディオの語り部のみで綴られるストーリーです。

正確には、このストーリーのテーマとなる『天国へ行く方法』は第六部、
冒頭では第四部の内容だったり、場合によっては第五部、
そして何故か西尾先生が過去に書きたがってた第二部の内容は出てこないという、
色々思うところがないでもない感じになっていますが、
ざっくり、続きに感想いってみたいと思います。


私は能力ものが大好きです。
漫画はもちろん、小説でもアニメでもなんでも、
いったいどんな能力が飛び出すのかをワクワクしながら見てきたものですが、
ジョジョという作品はその先駆け的作品ということもあって、
過去の作品でありながらかなり引き込まれるところがあります。

そんな中でも一番好きなのが第三部。
初めて、能力と呼べる『スタンド』が登場する話です。
面白い能力もあれば、驚異的な能力もあり、
かなりハラハラしながら読んだことを覚えていますが、
そんな一番好きな第三部を主軸に、OVER HEAVEN(以下、OH)は描かれていて、
途中途中に、第一部の内容が挟まれるという内容。
なので、一応原作は読んでおいた方が楽しめるとは思いますが、
感想書く前に、ワード的なものの解説でも書こうと思っていたら、
なんか終わるまでに全部解説してくれちゃっていたので、手間が省けました。
なのでこのまま突っ走って行こうと思います。
ここからは本格的にネタバレしますのでご注意を。

三部が好きと言いましたが、実は一番嫌いなのが六部。
なんでって、敵対するのがDIOじゃないから。
まあ正確には間接的にDIOと戦っていることになるのかもしれませんが、
第三部や第四部とかと違って、舞台がほとんど監獄から動かなかったからかな。
なので、その第六部の敵にあたる、プッチ神父を、
改めて違う解釈で見られたことがとても良かった。
とまあそれは良いとして、その第六部で登場する『天国へ行く方法』が、
記された一冊のノート。
最終的に承太郎に燃やされてしまうわけですが、それを復元する。
デスノートのとき、たった一言しか出て来なかった
『ロサンゼルスBB殺人事件』というキーワードをあそこまで膨らませた、
西尾先生ならではのやり口ですね。

文書形態はあくまで『DIOの手記』というものなので、
本当に気分によって途中で切り上げたり、感情に任せて書いたり、
時には自虐ってみたりと、かなり面白かったです。
DIO様小説家の才能あるよ!(笑)

肝心の天国へ行く方法。
これは、なんかウィキペディアを見るかぎりじゃ、
本編にしっかりと書かれていたっぽいのですが、
途中で読むのだれてたのか、まったく頭に残っていなかったです。
なのですごい新鮮な気持ちで読むことができました。
魂を操るスタンドとして、ダービー兄弟の話が出ることは予想していましたが、
例えばボインゴの覚悟の話であったり、一番予想外だったのが、
スタンド使いですらない、ヌケサクにすらストーリーを盛り込んでいたところに感動。
ノベライズやトリビュートはこういうところがやめられない。

一部に関する話は、主に『奪う者』、『与える者』、『受け継ぐ者』の話。
ここの部分を読んでいてひとつ思ったのが、
DIOが、ディオが父親に時間を奪われていたという点について。
酒を買うために自分の時間を犠牲にして、
殺害するために一ヶ月もの時間を犠牲にして、
そこから先も七年間もの時間をかけて企て、
そうなったのもすべてが父親のせいである、と。
ディオが発動させるスタンド、『ザ・ワールド』。
これは時間を停止させる能力ですが、
ここまで奪われ続けてきた時間を取り戻すためのスタンドなのかなあと。
多分ここまで、時間のことを話題に出しているのですから、
そう思わせることが西尾先生の策略なのでしょうけれど。
私は素直にそう受け取ることにします。
だとしたら、そんな天啓のような能力を手にしておきながら、
それでもジョースター家のため、
ひいては、父親が産み出した因縁のために、
新たに得た時間でさえも費やしてしまうディオは、
どこまでも『奪われる者』で在り続けましたね。

このストーリーでは、ディオは終盤になればなるほど、
なんだか小者ちっくになっていきます。
76章から77章にうつるあたり。
あそこでは、かの有名な、
「ありのまま今起こったことを話すぜ・・・」
というシーンが挟まれていますが、その次の冒頭が「駄目だった」ってw
ジョースター一行よりボケかましていますね。
その後の素数のくだりも笑いました。
まあ、あの緊迫した空気の中、一人で黙々とノート書いてるとは思いませんw
でも。
決してディオ視点で描かれることのなかった物語。
それが今こうして表に出てきて改めて思います。
ああ、彼もどうしようもなく人間だったんだなあ、と。
プッチ神父曰く、人間らしさとは『天国に行こうと願うこと』。
でも、冒頭から読んでいて思ったのは、この哲学の大前提であるところの、
『願うこと』。
これこそが、人間を人間たらしめる事象なのではないかと思います。
だから過去、母親に間違いを正してほしいと願ったディオ。
その母親を失い、『願い』をすげ替えているように感じました。
この物語のあと、戦いの最中、そしてその後。
ディオは何を願うのだろうか。
彼らは、何を願ったのだろうか。

私ならこう願います。
『天国にだけは行きたくない』。
だってこの人達がいたら怖いもの。

| 未分類 | 01:42 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

やっぱジョジョ知ってないと無理っぽいかー早めに手を出してみるかなぁ

| 空 | 2011/12/16 02:47 | URL |

Re: タイトルなし

> 空様
とりあえず第一部(1巻~5巻)だけでも読んでみると、
この記事の冒頭で書いたざっくりした世界観が分かると思います。
余力があれば第三部(12巻~28巻)を読めばより楽しめます。
第二部は飛ばしても問題無いような構成ではありましたね。
もちろん、西尾先生が一番ノベライズしたいと言っていた
第二部もいずれは読んでいただきたいですけどね。

| 管理人 | 2011/12/16 08:01 | URL |

JOJOを知らない人が読んでみた感想。
うーん、原作読んでから読むべきだったっと、ちょっと後悔。
特にDIO語りの構成となっているため、その面白さを堪能できていないと思う。
とても興味深い内容で、面白くなかったわけではないのだが、本来の面白さの6割りも体験できていない気がする。
ただ、JOJOを読みたくなったことだけは確か。

| なうしろ | 2011/12/16 20:28 | URL |

Re: タイトルなし

> なうしろ様
あー。やっぱりそういうものなのですかー。
設定さえ説明すりゃいいってもんでもないんですね。
そういえば、前にノベライズされた「少女ファイト」も、
同じような感想を抱いたきがします。

| 管理人 | 2011/12/17 04:27 | URL |

ふふふ。ついに三部を読み終えて購入して読了したぜ・・・
わからないところも多かったが、概ね三部まで読んどけば大丈夫でした。
DIOの意外な一面が見れて面白かったです><

| OTL | 2011/12/20 01:25 | URL |















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