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【感想】恋物語

恋物語 (講談社BOX)恋物語 (講談社BOX)
(2011/12/21)
西尾 維新

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西尾維新祭第13弾!

にして。
2011年に発売される小説としては、これが最後になります。
まさにセカンドシーズンのラストにふさわしい。

恋物語感想の前に、ファイナルシーズンの話をしましょう。
最後にクローズアップされるのは3人。
斧乃木余接、忍野扇、阿良々木暦。
どんなストーリーが描かれるのかは予想してみる。
おそらく余接で今度こそ学習塾炎上事件が書かれるのかなーと。
しかし残り二人に関してはまったく予想不可能ですね。
扇に関してはまんまですし・・・。
そして話数ですけれど、セカンドシーズン以降色々遊んできて、
猫黒から禁、懇、閑、変、乱、忍、恋ときています。
まあ大体の方は知ってるとは思いますが、すべて【-n】という読みです。
ファイナルシーズンもそれに倣って・・・と思ったら、
体、完、本ときています。
ど頭で物語に変調を取り入れ。
次に物語にピリオドを打つ。
最後に物語を冠する語で〆。
なかなか侮れない三冊になりそうです。
そして語り部も。
今回の話を読んだあとだとなんとなーく予想がつきますね。
それぞれがこのキャラですし?
まあまた手痛く裏切られるのでしょうけれど。

では続きにネタバレ感想です。


まあ。
もう今更なので長々とツッコミはしないですけれど。
ひたぎの話じゃなかったですね。
内容も「きみに恋するためにある」って内容ではなく。
『夢』
の話でした。

語り部に関して驚いたのはほんと序盤だけで、
最初の50ページほどは言ったことを次の行で否定するものだから、
読みにくいことこの上なかったのですけれど、
読み終わってみると案外違和感がなかったです。
というか、こういう物語を今までに何度も読んできたような。
もちろん文中に出てきた戯言遣いとか中学生ではなく。
まるで暦がひねくれものになったような。
いやそもそも暦はそっち寄りの性格であるため、
もし彼が成長したらこんな性格になるのではないかと、
そんな風に思いました。
だって、ひたぎに惚れられて羽川に認められて千石に好かれる。
余接にお兄ちゃんと呼ばれ火憐と喧嘩して伊豆湖に手玉に取られる。
なんだこの主人公的立ち位置。
その上小粋なギャグまで挟めるのだから完璧ですね。
私的には最近のギャグ大量よりは、このくらいの方が好きかもです。
ちなみに声優さんとビジュアルが決まった貝木ですが、
あれがアロハにサングラスしてたらほんとギャグだよw

そんなわけで千石撫子のお話。
囮物語の続き。
囮物語がまったく納得いかないまま終ってしまったため、
本当にこういう話を書いてもらえて嬉しいです。
囮物語では撫子の『可愛さ』について言及され続けてきましたが、
今度はその延長線上にある『馬鹿さ』、そして『信頼』について。
『馬鹿さ』に関しては、囮物語の語り部でも披露していましたね。
難しい漢字はすべてひらがなで書かれている。
思えばどうでしょう。
今までも考えが足りないからこそ、してしまった行動が多々ありました。
簡単に『呪い』を信じてしまって解呪を行い。
思春期の男子の目の前で半裸になり。
神原に渡される衣服を疑うことなく着衣し。
眠いからという理由で学校をサボり。
年下の八九寺でさえ真意を読み取ろうとすることを、
なんの疑いもせずに実行してしまう思考回路。
きっと今後もそれは変わらないのかもしれませんが、
でも囮物語中でやってきたことで、周りの反応は変わるかもしれないですね。

ひたぎの成長具合には本当に驚きました。
以前だったらきっと自分の非を認めはしても謝ることはなかったでしょう。
謝ることはあっても、相手を慮ってのことではなかったはず。
それも恨むべき貝木に対して。
あるいは貝木だったからこそ、そういう思考回路になったのか。
今こうして考えてみるとやっぱり貝木のことが好きだったのかもしれないですね。
今、あらためてその頃の気持ちを受け入れることができたからこそ、
貝木に対しても素直になることができたのかもしれない。
それでもやっぱり単に嘘をつくことに慣れすぎていただけかもしれませんが。
なにせ、嘘吐きの影響を受けて性格をねじ曲げたのだから。

今回一番印象に残ったことはやっぱあれですね。
阿良々木暦。
本当に最後の最後、ちょっとしか出ていないのに、
ここまで強く残ることになるとは思わなかった。
過去に友人と彼について議論を交わしたことがあるのですが、
友人は阿良々木暦の考え方を許せなかったみたいなんです。
殺してくれと願うキスショットの願いを突っぱね。
羽川翼の気持ちにどこまでも鈍感になり。
千石撫子の気持ちを少しも知ろうとしなかった彼を。
その時はどうしてもそうは思えなかったんですよね。
だから別にそこまで好きでもないのに、暦の味方をしていたのですが、
今回ようやくその気持ちが分かった。
というか、見逃しきれなくなったのかな。
貝木は「私とあの子どっちが大事なの?」と言えば気が変わる、
なんて言っていましたけれど、果たしてどうでしょう。
忍を裏切ることができないと言ったときのように、
きっと撫子の気持ちを知ってしまった以上、
変わらずあの神社に通い続けたのではないでしょうか。
まよいマイマイのときに約束した、怪異絡みの隠し事をしない、
そんな約束でさえも、彼の本物の正義の前では意味をなさない。
これではあまりにもひたぎが不憫です。
あと三冊。
彼にもどこかで成長を遂げてもらわなければ。

結局死人を出すこと無く終了すると思ったシリーズも。
ここにきてとうとう加速を始めました。
殺されて当然。
詐欺師にはお似合いの死に方。
なのに。
なんだか悲しい気持ちになってしまうのは何故でしょうか。
今度こそ被害者ですらない、加害者であるだけの少女を助けるために、
こんなに頑張った結果がこれでは報われない。
残り三冊。
もしこんな感じで少しずつ誰かが退場していくのだとしたら、
今までとは違った覚悟をもって臨まなければならなくなります。
そんな世界でもせめて、
未来ある子供たちには幸せを掴んでもらいたい。

| 物語シリーズ | 00:02 | comments:16 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

でも時系列考えると死んでないんですかね?

| 名無し | 2011/12/22 00:11 | URL |

はじめましてらずです。
いつもは見ているだけなのですが少し気になったので書き込みを。
貝木は死んでないんじゃないでしょうか? 花物語に登場していたような…?(笑)

| らず | 2011/12/22 00:15 | URL |

あれ?花物語で神原と普通に会っていたような…

| どら | 2011/12/22 00:21 | URL | ≫ EDIT

恋物語……面白かったですよ。面白かったんですけれど、おっさんの語りが読みたかったわけじゃないんだ。。

一年掛けたセカンドシーズンの完結がまさかのファイナルシーズンへの布石でしかなく、正直、物語シリーズが終わらないことの嬉しさより、恋物語での不完全燃焼の方が大きかったり。

物語は終わっても続いていく。物語シリーズのテーマの一つでもありますけれど、この物語の着地点には一体何が待ち受けているのか。来年も追い続けていきたいと思います。

(ああ、ひたぎと暦の掛け合いを読みたい。)

| なうしろ | 2011/12/22 00:42 | URL |

今回はマジ1行目でやられすぎたわwそのおかげで1ページ目何度も読み直し、途中からガハラさんの語りに変わるのかと思ってたのにぐぎぎ。
貝木のことは別に好きでもなかったし嫌味なキャラだったはずなのにこれ読んだらなんか一気に好きになれたような。てか何だこのツンデレ一途キャラ、イメージ変わりすぎだろwwとりあえず1万円で撫子指名するキャバクラシーンはアニメ化できないね。

撫子は意外とあっさり元に戻って貝木は撲殺され(花にいたし生きてるだろうけど)扇ちゃんがラスボスか?で終わりましたけど次のよつぎドールはやっと学習塾ですかね~。おうぎダークは阿良々木さんとの出会い(確か初冬だから恋の裏かその前あたり)でも書いてこよみブックで卒業式になれば完璧かな?

| 空 | 2011/12/22 00:59 | URL |

ここまで貝木さんがいい人に描かれるともしかしたらこの人は本当は詐欺師などではなくこの人なりに人を救おうとしてきたのかな~って思ったりもしてしますね。

それにしても本当に優柔不断すぎる阿良々木暦。
忍は説得はしなかったでしょうか?彼女なら完全体に戻ってでも彼の命を守りたいと思うはずですが。



※それと貝木さんは花物語に登場してましたし、たぶんご存命ですよ。臥煙さんか斧乃木ちゃん当たりが最後助けたんじゃないかな。

| 四神一鏡 | 2011/12/22 07:11 | URL | ≫ EDIT

こんにちわ
久しぶりのコメです。
受験生なので...

でも恋物語読みましたww
泣いた。

この本を原動力にしてセンター頑張ります!
それでは。

| いや、俺ネッシーじゃねーし | 2011/12/22 21:28 | URL |

誰でも助けようとする暦の弱さが目立ったな、と
四肢を奪われたキスショットを、
撫子に呪いをかけた中学生を、
死ぬ上に世界から消された真宵を、
神になった撫子を助けようとして苦しんだ彼
そして、彼は忍を神にすることを拒んだとか
諦めきれなかった弱さが生んだ悲劇か

貝木からの撫子に会うなという忠告
花物語で撫子について言及されなかったのは
この忠告があったからかなとか思ったり

蛇足かもしれませんが
呪い返しにあった子まだ生きていたんですね

| ラミエル | 2011/12/22 22:48 | URL | ≫ EDIT

貝木は死んでいないといつから錯覚していた?

| 名無し | 2011/12/22 22:54 | URL |

ひたぎエンドはギャルゲー的な意味かと思いましたが
ひたぎの貝木への恋の本当の終わりということなんでしょうかね
まあ貝木視点の物語を真に受けるならですけど
後、私も花があるから貝木は生きていると思ったのですが
ひょっとして幽霊だったり?(出来れば生きていて欲しいですけど)

暦は撫子関連では失敗してばかりですね
そしてそのどちらも彼のパーソナリティが理由になっていると
ファイナルシーズンでついに彼のパーソナリティにも変化が訪れるのか、必見ですね

そういえば花での暦は少し彼らしくないことを言っていたような…

| リーシー | 2011/12/22 23:58 | URL |

変な話ですがBADEND要素含む話のほうが西尾さんぽくて好きです。化物語は余り好きじゃありませんでしたがセカンドシーズンになってからは好きです。今回ももやもやする感じがあって面白かったです。

un-goでは三木さん余裕のあるゆっくりした喋りだったので私は余り再生できませんでした。(何故に海勝先生じゃなくて結城新十郎?)
アニメが楽しみです。そして斧乃木ちゃんの声には結構期待してます。早見さんなので!

| 名無し | 2011/12/24 16:14 | URL |

Re: タイトルなし

> 名無しさん
あちゃー・・・ちと勘違いしてましたよー。
一部修正しました。

| 管理人 | 2011/12/25 01:26 | URL |

囮、鬼と続いて恋物語もラストはなんかもやもやが残るっていうか、すっきりしない感じです。

貝木も言ってましたが、忍野の現在が気になります。一体あのお人好しは何をしているのか。やっぱり、扇が関係しているんですかね。

| 黒猫 | 2011/12/25 19:42 | URL |

今回は確かに「恋物語」でしたし「君に恋する物語」だったとおもいます。暦に傷を埋めてもらったからこそひたぎが改めて自分の初恋と向き合ったお話であり。撫子や貝木といった片思いを続けていた人たちの物語というか。

初恋にケリをつけてる暦と羽川が話しに絡めないのは当然というか。

個人的にひたぎの貝木への屈託した思いが切なかったですね。冒頭から貝木といちゃついてましたが、あの二人のお互いの在り方ゆえに絶対恋愛関係に成り得ない関係は本当に切なかったですね。
暦と羽川と同じでお互い思いあってたけど恋愛には至らなかった愛というか、明らかに現在進行形で貝木の事を愛してるひたぎの屈託が見事に描かれてました。もちろん浮気ではなくまったく別物の愛情という意味で。

暦にパラダイムシフトを促した羽川と同じようにひたぎに影響を与えた貝木。それぞれ羽川とひたぎは当時は間違いなく恋愛感情だったと思いますが、暦は羽川の存在の大きさが原因で貝木は己の生き方の問題で恋愛には成り得なかった二人の物語。

改めて貝木と「似て非なる」暦がひたぎを救った必然を感じました。

とにかく今回は西尾先生の人物描写上手さに唸らされましたね。

| yui | 2011/12/25 21:47 | URL |

貝木語り部には驚きました。ツンデレにもほどがある(笑)。かっこよかったですね。

しかし個人的にとても残念だったのが、撫子のことです。化、偽物語、アニメコンプリートガイドブックなどでの撫子の可愛さは、「長年暦を思い続けた一途さ、暦に少しでも近付こうとする強引さ、(さらにアニメでは花澤さんボイス)」だったと思うんです。しかし、囮や恋物語での撫子は反対に「ずっとこの距離感でいたかった。」、「片思いでいられるならそれは両想いよりも幸せ」などというスタンスを取っています。また、「撫子は暦のことなどどうでもよく、ただ片思いの相手が欲しかっただけ」という風に描かれています。

恋物語のあとがきで作者は、伏線の無視や撫子というキャラの矛盾のことを、「嘘つき」という言葉で表しているのでしょう。

恋物語を読み終わったとき、僕は「撫子の可愛さが破壊されてしまった。」と感じました。暦を自分のための道具としてしか見ていない撫子は、もはや阿良々木ハーレムの一員でもヒロインの一人でもないでしょう。また、忍や月火から軽蔑され、ひたぎから嫌われ、暦にも助けてもらえず終わってしまいます。囮を読み終わったときは救われて欲しかったのに、これなら救われない方が良かったとさえ思ってしまいます。

しかし、一方で貝木に漫画のことを指摘され、彼女がもう一度人間に戻る、人生と向き合う気になれたのは事実です。これから撫子がどう成長していくか、ひたぎや月火とわかりあえるのか、暦と以前とは全く別の付き合いができるようになるのか、描かれるかどうかわかりませんが、是非書いてもらいたいものです。暦のことが好きな撫子がもう見られないのは残念ですが。

ところでサードシーズンでは余接や扇のことがついに明かされますね。とても楽しみです。

| 刹那 | 2011/12/31 13:58 | URL |

今頃ですがコメントを
結局この物語や鬼物語はあららぎ君のそしてガハラさんや大人達の意識を扇にもっていく話だと思います。
真宵にしろ撫子にしろ報われない終わり方をしましたが物語の一部として仕方ないのかもしれません
とりあえず次の物語に期待です

(西尾さんはクロスオーバーはなしといってきましたが今回の貝木の戯言遣いや串中君に対する台詞ってありなんでしょうか?)

| 四季島式施 | 2012/08/18 15:26 | URL |















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